6. スピーチの三部構成、メイン・メッセージとは?【スピーチが上達する技術・30選】

メッセージ作りのコツは、たった2つです。

(1) テーマやキーワードは、丁寧過ぎるくらいに伝えてちょうど良い。

話し手は、メッセージを作るために1週間や時にはひと月も取り組んで来ましたから、テーマやキーワードは頭に染み渡っています。

ところが聞き手は、今日初めてそのテーマやキーワードを聞くのです。一度話せば聞き手はきちんと受け取るとは、限りません。同じ職場、同じ会社、あるいは、同じ業種でしたら周知の言葉、共通の話題であるかもしれませんが、異なるカルチャーや背景の人たちの集まりであるのなら、一度、口頭で言っただけではほぼ伝わらないと思ってください。

メッセージを理解するためには、理解を解きほぐすキーワードは、必ず、2回3回と繰り返す。紙に書いて文字で見せる。日本語は同音異義語がたくさん有ります。まさかこの文脈では違う漢字(意味)を当てないだろうと思っているのは。メッセージが整理されている話し手だけです。聞き手は一字一句漏らさず懸命に聞いているのでは有りません。

(2)エピソード、引用、データは、聞き手が他でも紹介したくなるレベルのものを用意する。

テーマだけを語っても、深い賛同や納得、共感は得られません。なぜこのテーマを伝えようと思ったのか、実はこんな話が背景にはあるんだというように動機となる出来事を話すと、興味が喚起され、リアル感も加わり、テーマが立体的に伝わります。また、テーマと同じような問題意識を(例えば)アインシュタインは、このような言葉で言っていますと引用すれば、普遍的な拡がりを持ちます。さらに、データを添えて客観的な驚きや深まりを伝えれば、テーマはグッと真実味を帯びます。

そういう工夫をせずに、テーマを剥き出しのまま差し出すのはアマチュアと言えます。

聞き手を惹きつけるために、印象を深くするために、思わず他でも話したくさせるために、時間とお金を使って準備をして伝えるのがプロフェッショナルです。なんのプロかと問われれば、仕事をする人は皆、コミュニケーションのプロフェッショナルであるはずです。

ですから、スピーチの原稿がほぼ完成したら、「さて、これをもっと分かりやすく、興味深く、納得・共感してもらうために、何を用意すれば良いのか」を吟味してもらいたいと思います。

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