8. スピーチの「間」は、聞いている人のもの。【スピーチが上達する技術・30選】

スピーチが苦手な人の話し方は、早口で文章と
文章の間の隙間がなく、一気に最後まで話し終
えてしまうパターンです。

その原因は、はっきりしています。
とにかく、暗記した原稿をひたすら思い出すこと
に夢中で、早く話してしまわないと忘れてしまう。
だから、次々と言葉を繋げていくのです。

「話す」というのは、聞く人がいて始めて成立する
のですが、聞き手のことまで考える余裕はありま
せん。話すという行為は往々にして一人で完結し
がちです。私は上手に話したい!言葉をつかえず、
噛まずに話したい。覚えたことを忘れずに全部話
せるかどうかが大事だというように、聞き手のこと
はどこにも登場しません。

話すことが慣れた人でも、一見上手なように見え
ても、実はひとりで話していらっしゃいます。
場慣れだけした経営者の人などにみられるように、
自分が話すことに酔っているパターンなどです。

そもそも、スピーチは、コミュニケーションのひとつ
の手段です。目的はメッセージを伝えることです。
どんなに上手に話しても伝わらなければ、コミュニ
ケーションはゼロです。

「伝える」という立ち位置に立てば、明快になり
ます。伝わることがゴールですから、上手に話す
ことは部分的な要素になります。

聞いている人がどのように受け取ってくれるか。
分かりやすく伝えられるかどうか。聞き手が理
解したり、納得したりするために、どのような伝
え方をすれば良いか。このことに考えが及べば、
このブログのタイトルの「間」が登場します。

聞き手の立場に立てば、次から次に話されたら
とてもついていけません。テーマは元より、単語
の一つひとつ、あるいは関連する資料なども、
聞き手は初めて接するのです。

聞くという行為は、聞き手が話し手の言葉を受
け取って吟味して、疑問を感じたり、驚いたり
愉快になったり、嫌な気分になったりと、様々な
リアクションをしながら、飲み込んで消化しょう
とします。それがフルスピードで投下されてくる
と、たちまちギブアップします。

言葉がどのように受け取られ、作用しながら
どのように消化されて、吸収されるのか。
そこに想像力を働かせれば、スピーチの仕方
も自ずから決まってくるでしょう。

立て板に水の如く話すより、とつとつと単語を
ゆっくりと届ける方が、話し方は下手でも伝わ
るのです。
さあ、伝えるをゴールにして、話しましょう。

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