アントレプレナー
中島祐司さんに聞くプレゼン・スピーチセミナー受講の感想 Interviews with YUJI NAKAJIMA

企業人から独立開業へと大きくライフスタイルが変わる人生の転換期に受講してくださった中島祐司さん。知人の勧めで受講なさったこともあり、当初は苦手意識が先立ってあまり乗り気ではなかったそうです。

そんな中島さんが、今では協会の活動そのものを支援してくださるほどのファンになってくださった、その経緯をお聞きしました。

Q. 受講してよかったと思うことは何ですか?

「スピーチはテクニックで上手くなる」という概念に出逢ったことです。スピーチは理論的な技術なのだ!と思えたことが衝撃的な発見でした。 それまでは、話が上手い人は上手いし、下手な人は下手なんだ、経験値や慣れの問題なんだと決めつけていました。人前で話すことに関しては苦手意識のカタマリでしたね。セミナーも、初めは嫌で嫌で・・。 ところがこのセミナーでは、スピーチには立ち姿や目線、手の動きなどのボディランゲージが重要で、それは「テクニック」であり学べば身につけられるスキルなのだと実感できました。「スピーチってロジカルなんだ!」と思えた瞬間から楽しくなりました。経験値などの曖昧なものじゃなくてロジカルなんだと。 今では、「きちんと言葉を届ける」「伝える」ということを意識しています。話が一方通行にならないように相手の目を見て反応を確認することが習慣になり、話すテンポや話し方にも気をつけるようになりましたね。


Q. 受講して身についた「技術」は、お仕事でどのように役立っていますか?

たとえば1対1で話す時。「自分の言いたいこと」を話すのではなく、相手の興味やその時の反応、受け取り方に応じて話題を変えてみるなど、臨機応変に話せるようになったと思います。伝えたいことだけを伝えようとするのではなくて、相手のこと、その時の反応がよく見えるようになりました。

「自分が伝えたいこと」と「その時話すべきこと」は必ずしも一致しませんよね。相手の目線に立てるようになったことで、とても自由に話せるようになったと感じています。

お客様との会話も変わりました。それまでは自分なりの「仮説に基づいたゴール」を決めていて、思い通りに進まないと焦ったりすることもありました。しかし、今ではそこに着地しなくても焦らなくなりました。そういう意味で会話が自由になったのです。相手が聞きたいと思うことを伝えて相手の納得を得られる。それが重要ですよね。

結果的にコミュニケーションや関係性が深まって、次につながる、広がる人間関係を築くことができるようになりました。なにより自分自身が楽になりました。楽に自由に、素の自分で話せる機会が増えたので、自分の強みも弱みも解ってくれる人と深い人間関係を築く機会が増えたのです。

特に独立してからは、いかに「人としての信頼感を得られるか」が重要になります。ラポールを築く、とも言われますよね。モノを売るだけではなく、人として受け入れてもらう・・信頼感に裏打ちされた人間関係の構築が圧倒的に大事になってくる。そういう感覚で人と接する時に、大いにヒントになりました。

Q. このセミナーをどのような人に勧めたいと思いますか?

どんなレベルの人でも、学べば必ず得るものがあるはずだと思います。

人前で話すことが得意だと思っている人には、もっと上手になれる、さらに上達して本当の「自分の強み」にまで磨き上げられる可能性に気づくきっかけになるでしょう。

人前で話すことが苦手だと思っている人には、ちょっとしたコツを学べば変われる、苦手意識を克服できる、ということを実感できるはずです。

Q. 一緒に学んだ人たちが変わっていくのを見てどんなふうに感じましたか?

刺激になりました。いろいろなタイプの人たちがみんな変わっていくし、だんだんと楽しそうに話せるようになっていくのを見て「負けていられないな!」と思いました。楽しかったですし、よいモチベーションにもなりましたね。

Q. 受講後、人前で話すことに対する苦手意識に変化はありましたか?

以前ほど嫌だとは感じなくなりました・・・(笑)